リレーエッセイ 第7回 長谷川博樹さん

近藤先輩からバトンを受けたのは、1973(昭和48)年卒業の長谷川博樹です。100周年記念事業の旗振り役を仰せつかっています。自他ともに認める「荷が重い」役どころですが、精いっぱい頑張りますので、キタニアンの皆様、宜しくお願いします。

私の経歴はというと、学校卒業後、公共系の仕事に興味があって、名古屋市役所に就職しました。60歳まで名古屋市で働き、その後(公財)名古屋市みどりの協会理事長を5年務め、現在は尾張旭市の監査委員(非常勤)をしています。ですから、今でも地方公務員です。

私が就職した頃は、地方公務員はキタン会の先輩には評判が悪くて、「消極的」「親方日の丸」と揶揄されました。ある高名な教授などは「最近、経済学部に地方公務員志望が増えた、実に嘆かわしいことだ」と公言していたくらいです。

ところが、自分でも意外でしたが、実際の市の仕事は結構ハードな面もあり、それでいて面白いことも多かったですね。扱う分野は広いし、市民や団体に感謝される一方、とんでもない修羅場を経験することもありました。守秘義務があるので、詳しく話せませんが。

そんな中でずっと親しんでいたのがワーグナーの音楽。知る人ぞ知る、重厚・豊麗なドイツオペラです。心地よく流れる癒し系の音楽とは正反対で、毒もたっぷり、それが魅力なのです。昔の上司にワーグナー好きだと話したら、「随分難しい仕事でも平気な顔してやっていた理由がわかった」と言われました。そう、ワーグナーは、私にとってストレス解消の秘密兵器なのです。

それはさておき。来年2020年はいよいよキタン会100周年です。単なる周年行事に終わらせず、大学とキタン会が、次代に向けてはばたく大きなチャンスにしたいものです。

2020年が、未来のキタニアンにとっても「大いなる1年」となるよう、本当に微力ですが、旗を振っていきたいと思っています。

過去の遺産は道を譲り、未来がすぐそこで微笑んでいます。 (水野正一ゼミ)