名大新潮流Vol.6 ミライアカリ・プロジェクトで急成長 株式会社ZIZAI

いきなりですが、「ミライアカリ」をご存知でしょうか? おそらく、キタン会員での認知度はかなり低いと思われますが、正解は、「バーチャルユーチュバーの四天王のひとり」です。

ミライアカリ・プロジェクトを運営しているのが、この数か月の間に驚くほど成長していると大きな注目を集めている 株式会社ZIZAI です。ZIZAIは、2015年9月に名古屋大学工学部に在籍していた2人の学生が立ち上げたベンチャー企業で、(株式会社DUOとして設立。2019年4月にZIZAIと社名を変更) 。今回は、創業者のひとりである塚本大地CEOに、お話を伺いました。

 

アミューズメント事業とVtuber事業

起業3年で社員100名を超えた

ZIZAIは、アミューズメント領域のメディアを展開していて、YouTube、Webサイト、アプリを運営してYouTubeチャンネルは登録者数90万人を超えています。アミューズメント事業で売上利益を作れているので、他の事業にどんどん投資をしています。「ミライアカリ」をはじめとしたVTuberに関するIP事業部は、1年半前に発足し、VTuberのプロデュース、クリエイター事務所「ENTUM」の運営をしています。新しい事業では、IRIAM(イリアム)が2018年10月にローンチしました。IRIAM (イリアム)はバーチャルキャラ×ライブ配信のプラットフォームで、誰にも正解がわからない未知の領域です。

会社を始めた時から、新規事業を生み出し続けていこうと思っていました。何か特定の分野や領域で世界を変えたいという思いを持っていたわけではなく、長く続く大きな会社を作りたいと思っていました。長く続くというのは、連続的にその時代に即した事業に取り組んでいくことが重要だと考えています。ドメインに拘らず、新規事業に取り組んでいくことは創業当初から大事にしています。

これまでの3年間は、勢いで突っ走ってきて事業を成長させることのみに全リソースを割いてきました。現在は、売上も利益も徐々に大きくなり、組織規模が100人を超え、会社が組織として成長していく必要のあるフェーズになりました。この半年で組織体制の整備に目が向いてきました。この組織が10倍、20倍となっていくための体制作りの足固めをしています。

Vtuber : 「Virtual YouTuber(バーチャル・ユーチューバー)」の略語。YouTuberやクリエイターに代わって動画に登場させる、モーションキャプチャー技術で作成した3Dバーチャルモデル(アバター)キャラクター。通常のYouTuberと違い、そのキャラクターは現実に存在する人物ではなく、グループや個人が作り上げたバーチャル・キャラクター、もしくは制作者の別人格をキャラクターに投影したもの。「コンテンツ」と同様に「キャラクター」も注目されている。

 

1日でプログラミングに挫折、八方塞がりの起業。

ベンチャー業界史上、最低レベルのプレゼン資料

名古屋大学では、プログラミング系の情報工学科に在籍していたものの、1日でプログラミングに挫折。学問と向き合うことを諦め、みるみるうちに単位を落とす。 学業の傍ら、体育会サッカー部で週6玉を蹴りつつ、現在の共同代表の渡辺(渡辺稜太 現COO)と趣味でいくつかのサイトを運営。 気がつけばあえなく留年。大学院に行く・企業に勤めるという選択肢がありました。しかし、院試を忘れ、就活活動期間も過ぎ去り、八方塞がりとなり起業する運びとなりました。と、自虐的に明るく語ります。

法人化には、お金が必要で、名古屋のある事業家に会えることになり、小学生が作ったようなベンチャー史上最低レベルの事業計画をプレゼン、あまりに適当な計画でその事業家に爆笑されたことも。それでもその方は金利なしで貸してくれたとのこと。塚本CEOの人間力の成せるわざかもしれません。

僕自身、頭がいいわけでも、クリエイティブなわけでもなく、プログラミングができたりだとか、何かの技術があるわけでもありません。逆に言うと何もないんだけれども、人を巻き込むのと、「想い」を形に変えるのは得意な方かも知れません。だからこそ、僕にはない、才能を持った優秀でスマートな仲間がたくさん必要です。

 

取材を終えて

起業3年で、社員100人を超える急成長を見せるZIZAIの事業と塚本CEOの全容を語るには、この文字数ではとても足りません。8月24日のビジネス交流会にスピーカーとしてお招きしています。是非、足をお運びください。